毎日がんばっている家事。「少しでもキレイにしたい」「効率よく進めたい」と工夫していることは多いはずです。
でも実は、良かれと思ってやっているその方法が、逆効果だったり家や設備を傷めたりしているとしたら——ショックですよね。
今回は家事のプロの視点から、多くの人が無意識にやりがちな「NG家事習慣」を全10個厳選し、前後編に分けてお届けします。パート①では、掃除編・洗濯編の中から5つをご紹介します。公的データや業界基準も交えながら、家を長持ちさせるプロの裏ワザまで徹底解説します。
「あ、これ自分もやってるかも……」と思った方は、今日から正しい方法に変えるだけで、家事の効率が劇的にアップしますよ。
掃除編:キレイにするつもりが逆効果
1. お風呂上がりに冷水を壁にかける
「浴室の温度を下げてカビを防ぐため」に、お風呂上がりに冷水を壁や床にかける方は多いのではないでしょうか。
確かに一時的に温度は下がりますが、カビが最も好むのは「水分」です。文部科学省の資料によると、相対湿度が70%を超えるとカビは数か月単位で繁殖し始め、75%を超えると増殖速度が急激に早まるとされています。冷水をかけることで浴室内に水滴が残り、まさにこの高湿度環境を作り出してしまうのです。
プロの正解
お湯で壁の石鹸カスなどの汚れを洗い流したら、冷水をかけるのではなく、スクイジー(水切りワイパー)や乾いたタオルで水気を拭き取りましょう。その後、換気扇をしっかり回すことが大切です。
効率よく、楽に水気を切るコツ
毎日本気でスクイジーをかけるのが面倒な方は、「上から下へ、一方向だけ」動かすマイルールを作りましょう。水切りのあとに吸水性の高いマイクロファイバークロスや洗車用のセーム革で一面だけサッと拭くと、驚くほど短時間で終わります。
究極の楽ワザ:コヤフロンでコーティングするとどうなる?
「そもそも毎日の水切りすらやりたくない」という方におすすめなのが、地域密着のハウスキーピング専門店「きらきらサポート」が提供する「コヤフロン」によるフッ素樹脂コーティングです。
湿度70%超えでカビが繁殖しやすくなる浴室環境において、水分がそもそも付着・残留しにくくなることは大きな意味を持ちます。実際にコヤフロンを施工したお客様では、施工前は週に数回だった水垢取り作業が、施工後は月1〜2回程度のお手入れで済むようになったケースが多く見られます【※自社施工実績データ:件数・期間を記載してください】。
お風呂にコヤフロンを施工すると、以下のような変化が生まれます。
- 汚れや水垢が付着しにくくなる:4フッ化のフッ素樹脂(PTFE)が素材の微細な隙間を埋めて滑らかにするため、水滴や石鹸カスがツルンと流れ落ちる
- 普段の掃除はタオルで拭くだけ:ゴシゴシ擦る洗剤掃除が不要になり、サッと拭くだけで美観を維持できる
- 素材の寿命を延ばす:浴槽や壁の表面を傷や劣化、カビから24時間体制で守る「住まいのアンチエイジング」が実現する
2. 窓掃除を晴れた日の昼間に行う
ピカピカに晴れた日は絶好のお掃除日和に見えますが、実は窓掃除には不向きです。太陽の光が眩しすぎると拭きムラや手垢が見えにくくなります。さらに日光で窓ガラスが温められているため、洗剤や水分がすぐに乾き、白い拭き跡が残りやすくなります。
これは「洗剤の乾燥スピード」が原因です。洗剤や水分がガラス面で完全に乾く前に拭き取れれば、拭き跡はほとんど残りません。しかし直射日光でガラスの表面温度が上がると、水分が数秒〜数十秒で蒸発してしまい、含まれていた界面活性剤や水道水中のミネラル成分がそのまま結晶化して定着してしまうのです。「せっかく拭いたのに、乾いたら白い筋が残っている」という失敗の多くは、この温度差が原因です。
プロの正解
窓掃除は曇りの日、または晴れた日の朝・夕方など日差しが強くない時間帯に行いましょう。汚れが見えやすく、拭き跡も残りにくくなります。
プロが実践する窓掃除の3ステップ
きれいな窓を長持ちさせるには、時間帯だけでなく手順も重要です。
乾拭きでホコリを先に除去:いきなり洗剤をかけると、表面のホコリが泥状になり汚れを広げてしまうため、まずは水分量を調節したウェスなどで、表面の汚れを拭き取ります。
洗剤は上から下へ一方向に伸ばし、仕上げは乾いたマイクロファイバークロスで縁まで拭く:サッシ際や角に残った水分が後で垂れて跡になるため、最後に縁までしっかり乾拭きする
曇りの日が「窓掃除の日」に最適な理由
曇りの日は太陽光の反射がなく汚れの見落としが少ないだけでなく、気温が安定しているため洗剤が乾くまでの時間に余裕が生まれます。この「乾くまでの数十秒〜数分」の差が、プロとそうでない仕上がりの境目になるのです。「今日は曇りだから窓掃除をしよう」というマイルールを作っておくと、天気に合わせて自然と最適なタイミングで作業できるようになります。
3. ホコリがある場所にいきなり水拭きする
棚の上やフローリングを掃除するとき、いきなり濡れ雑巾やウェットシートで拭いていませんか。ホコリは水分を吸うと泥のように固まります。これを拭き広げると溝や隅に入り込み、かえって頑固な汚れになってしまいます。
プロの正解
まずはドライシートやハンディモップで乾いた状態のホコリを完全に絡め取りましょう。水拭きはその後、仕上げとして行うのが鉄則です。
なぜ水拭きのあとに「空拭き」が必要なの?
水拭きしたあと、そのまま自然乾燥させていませんか。実は水拭きの後に空拭き(乾拭き)をしないと、以下のようなデメリットが生じます。
- 水道水に含まれるカルキ(塩素)やミネラルが残り、白い水垢(スケール)になってこびりつく
- 残ったわずかな水分に、空気中のホコリが再び吸着してすぐに汚れる
- フローリングなどの木材に水分が染み込み、ひび割れや反りの原因になる
最後に乾いたクロスでサーッと一拭きするだけで、仕上がりの輝きが長持ちします。
洗濯編:良かれと思った一手間がダメージに
4. お風呂の残り湯を「すすぎ」にも使う
節水のため、お風呂の残り湯を最後までフル活用しているケースです。エコではありますが、一晩置いた残り湯には目に見えなくても多くの雑菌や皮脂汚れが含まれています。
プロの正解
衣類を清潔に洗い上げるため、すすぎは必ず水道水(きれいな水)で行いましょう。
「洗いの段階」なら残り湯でも本当にOKなの?
結論として、洗いの段階であれば残り湯を使ってもOKです。
洗濯洗剤に含まれる界面活性剤が、残り湯の皮脂汚れや雑菌を包み込んで衣類から引き離してくれるためです。また入浴直後の温かい残り湯(30〜40℃)を使うと洗剤の酵素が活性化し、皮脂汚れが溶けやすくなってむしろ効率が上がります。ただし以下の2点に注意してください。
- 入浴剤入りのお湯は衣類に着色する恐れがあるため避ける
- 一晩放置して雑菌が数万倍に増殖した翌朝の残り湯ではなく、その日のうちのぬるい残り湯を使う
5. 洗剤や柔軟剤を「多め」に入れる
「汚れがひどいから」「もっといい香りをさせたいから」と規定量より多めに投入していませんか。多く入れたからといって効果が比例して上がるわけではありません。それどころか溶け残った洗剤が洗濯槽の裏側にこびりつき、黒カビの栄養源になってしまいます。
プロの正解
洗剤や柔軟剤は裏面表示の規定量をきっちり守りましょう。これが衣類を傷めず、洗濯機も長持ちさせる一番の近道です。
ハイターを入れた水だけで空回しするとカビやぬめりは落とせる?
ネットでよく見かける「衣料用ハイター(塩素系漂白剤)を入れた水だけで洗濯機を回す」というお手入れ方法には、一定のカビ予防効果はありますが、頑固なぬめりや蓄積した黒カビを完全に落とすことはできません。
衣料用ハイターはあくまで漂白・除菌がメインです。洗濯槽の裏側にこびりついた洗剤カスやぬめり、黒カビを根こそぎ落とすには、界面活性剤や高濃度の塩素が配合された洗濯槽専用クリーナーを使う必要があります。月1回の定期メンテナンスとして活用しましょう。
現在、パート②の記事を企画・作成中です。きらきらサポートが日々、現場での作業やお客様との会話の中で実際にいただいた「リアルな疑問」を、これからも記事にしてお届けしていきます。お楽しみに。

